
ロゴに込めた意味
ロゴの幹は人の足跡をモチーフとしており、「一歩一歩の積み重ね」を象徴しています。中央の点群は歩行を捉える科学的データを表し、経験や感覚だけに頼らない客観的評価の重要性を示しています。左右に広がる枝葉は、患者・臨床家・研究者・学生といった多様な人々が、同じ科学的基盤のもとで成長していく姿を表現しています。
「木の葉」
信頼性や専門性、そして医療分野に根ざした姿勢を象徴しています。深みのあるグリーンは、確かな知識と経験に基づいた専門性を表し、一方で明るいグリーンは、回復や成長、未来へと続く可能性を示しています。
「グラデーション」
急激な変化を求めるのではなく、時間をかけて一歩一歩積み重ねていくことの大切さ、すなわちリハビリテーションの本質的な考え方が反映されています。
「幹や根」
地に足のついた臨床の姿勢と、流行に左右されない基礎力を象徴しています。現場を大切にし、確かな土台の上で人と歩行を支えていくというGait Lab FORSET の価値観を表現しています。
「落ち葉」
これまでの歩み、経験の蓄積、次の成長のための土壌、を表現しています。
Gait Lab FORESTのテーマ
Gait Lab FOREST は、「歩行を科学し、人と臨床と研究が育つ森」をテーマとした臨床・研究拠点です。Gait(歩行)、Lab(科学的分析)、FOREST(成長・継続・人材育成)という3つの要素を名称に込め、歩行を一過性の結果ではなく、時間をかけて育てていくプロセスとして捉えています。
コンセプト
Gait Lab FORSET は、歩行を科学的に分析し、その成果を臨床へと還元することを目的とした臨床・研究プラットフォームです。歩行の計測・評価・分析を基盤に、個々の特性を客観的に捉え、対象者一人ひとりに適した支援を通じて、より安全で効率的な歩行の獲得と生活の質の向上を目指します。
社会への還元
Gait Lab FOREST では、研究によって得られた知見を活かし、患者にとって理解しやすく、納得感のある支援を重視しています。歩行を客観的に捉えることで、小さな変化を共有し、医療機関や担当専門職による支援をより円滑に進めるための一助となることを目指しています。
Gait Lab FOREST は、臨床と研究が相互に行き来しながら、患者・臨床家・研究者・学生といった多様な人々が共に育ち続ける場であることを目指しています。私は理学療法士として、これまで脳卒中後の歩行障害や装具療法を中心に、臨床と研究の両面から歩行と向き合ってきました。そのなかで強く感じてきたのは、「歩行がどのような状態なのか」を客観的に理解できる場が、生活のなかには非常に少ないという現実です。
医療機関では専門的な評価が行われていても、退院後や生活期においては、その評価や知見が十分に活かされないまま、不安を抱えて生活を続けている方が多くいます。
「病院では問題ないと言われたが、家では不安がある」
「装具を使っているが、これで良いのか分からない」
こうした声を、私は臨床現場で何度も耳にしてきました。
また、研究の場では歩行を詳細に分析し、貴重な知見が数多く蓄積されています。しかし、その成果が臨床や日常生活に十分に還元されているとは言えない現状もあります。
臨床と研究、医療と生活のあいだには、見えない隔たりがあると感じてきました。
この隔たりを少しでも埋めたい。歩行を「専門家だけのもの」にせず、本人や支援者と共有できる形で伝えたい。
一時的な結果ではなく、一歩一歩の変化を大切にしながら、時間をかけて歩行を育てていく場をつくりたい。
その思いから立ち上げたのが Gait Lab FOREST です。
Gait Lab FOREST では、歩行を科学的に捉え、その特徴を分かりやすく整理することを大切にしています。
評価・情報提供・人材育成を通じて、研究と臨床の知見が循環し、医療・介護・生活がゆるやかにつながる場を目指しています。
森は、一本の幹から多様な枝葉が広がり、時間をかけて育っていく存在です。
Gait Lab FOREST もまた、患者、臨床家、研究者、学生といった多様な人々が、同じ科学的基盤のもとで学び、成長し続ける「森」でありたいと考えています。
歩行を科学し、人と臨床と研究が共に育つ。Gait Lab Forest は、そのための小さな一歩として活動しています。
